イベントだけでなく、日常生活でもここでしかできない体験が待っている。
「朝稽古の声や音は入居者にも聞こえるそうですが、今まで苦情が来たことはありません。逆に『朝が来た』という目覚まし代わりになっているのでしょうね。学校や会社に行く際、相撲部屋の前を通ると開いた勝手口から稽古風景やちゃんこを食べている力士の様子が見えるのが楽しいという声も」(片桐社長)
部屋は常に“満室”
入居者と力士の接点はほかにもある。
クリエイティブハウス文花の近くにあるエイゼンが運営するフィットネスジムには押尾川部屋のリクエストに応えてダンベルやバーベルなどフリーウエイト系の器具をそろえており、稽古後にジムを利用する力士も多い。入居者は特典として無料でジムを利用できるので、何気なく行ってみたら力士と遭遇、ということもありえるのだ。
生活の一部にお相撲さんがいる、そんな特別な暮らしを送れるクリエイティブハウス文花。ワンルームとシェアハウスは常に満室だという。
「住み始めると長い方が多いです。徒歩圏内にキラキラ橘商店街や大型スーパーがあり、買い物も便利。東武亀戸線の小村井駅まで徒歩6分、京成押上線の京成曳舟駅まで徒歩12分とアクセスが特別にいいわけではないですが、そのぶん落ち着いた住環境が魅力です」(片桐社長)
押尾川親方も、この地で相撲部屋を開いてよかったと深くうなずく。
「相撲部屋を開いて4年がたちましたが、文花・京島エリアは素晴らしい地域だなと実感しています。差し入れをいただいたり、近隣のみなさんが下町らしい温かい雰囲気で応援してくれて、とても居心地がいいです。
地域に根差した相撲部屋を目指しているので、町内会との交流も積極的に行っています。お祭りやイベントに顔を出して、主体的に楽しむことが力士たちの活力にもなっています」(押尾川親方)
他にない付加価値を持つクリエイティブハウス文花。人と人とのふれあいが息づく下町で、相撲という伝統文化に触れながら送る生活は、入居者にとってかけがえのないものになるだろう。
"相撲部屋付き賃貸"が生まれた背景は?→前編:『稽古見学ができる"相撲部屋付き賃貸"の衝撃 「墨田区にこだわりたい」親方の情熱と地元不動産の奇策が異例のマンションを生んだ』
