従来の既定路線のアイドルグループの音楽性に一石を投じると同時に、型や枠にしばられない自由なアイドル像を示したのも嵐の功績のひとつだ。松本潤は自らライブ演出やステージプロデュースを手がけてきたが、彼らには、常に型を破ろうとし、枠を越えようとしていた攻めの姿勢がある。それが嵐ならではの音楽性とパフォーマンスにつながり、数々の伝説を作ってきた。
その一方、偉大なアーティストであるはずのメンバー個々の人柄には、親近感を抱かせる人懐こさや温かさ、優しさがにじみ、距離感を感じさせない不思議な魅力がある。トップ・アイドルグループでありながら、家族の一員のような身近な存在感を放つ。
そんな彼らだから、東日本大震災や新型コロナなど世界が大きく揺れ動いた時代に、社会のアイコンになるべくしてなった。時代にも社会にも求められた国民的スターが嵐だ。
彼ら5人のような存在はこれまでにいない。これからも現れないかもしれない。次のスターはまた別の形で現れ、違う形の象徴になっていくのだろう。
5人が揃うラスト公演で何を残して未来に託すのか
活動休止発表後の彼らは、リミットをかけず、個々に精力的に芸能活動に身を置き、ファンの期待に応えてきた。そんな彼らのベースにあった嵐というグループがついに活動を終了する。
ファンの思いはさまざまだろう。東京ドーム公演でのすべての曲が、彼らの発するすべての言葉が、一生の思い出になるに違いない。
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【ファンの声「涙が止まらないけど、最後は“ありがとう”しかない」】
