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ライフ #リノベな人生〜住まいと生き方を創り直した人たち〜

「港区だけどボロボロ」「30m²・2Kで使い勝手も悪め」 転勤で狭小暮らしになった夫婦が「理想を詰め込んだ部屋」を作るまで

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リノベーション時の様子
30m²2Kだった部屋のリノベーション時の様子。間仕切りと押し入れをぶち抜き、12畳ほどの箱のように(写真:大木奈ハル子さん提供)
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「間取りを変えるような大がかりなリノベーションまでは考えてませんでしたね。自分でネットで買ったキッチンやトイレを職人さんに見せて『これにつけ替えてください』とお願いするぐらい。でも自分の思うようにできたのが楽しくて、DIYにハマるきっかけになりました」

「さずがに大丈夫かな」30m²の2Kで小さな家の面白さにハマる

リノベーションからわずか半年後の2017年、夫の転勤で東京へ引っ越すことに。選んだのは、夫の職場まで徒歩圏内のマンションだ。予算内でペット可の物件は30m²の2Kの部屋しかなかった。当初はそのボロボロ具合にビックリ。マンションの住人から「私も内見したけど、めっちゃ古かったでしょ」と声をかけられるほどだったが、それでも住んでみることにした。

老朽化が激しく、畳はワラのようだったという(写真:大木奈ハル子さん提供)

「実家が60m²ぐらいの団地で、両親と3人で暮らしていたので、50m²に夫婦ふたりならそこまで狭いとは感じなかったんです。だから30m²に引っ越したときは、さすがに大丈夫かなと不安でした。でも住んでみたら、小さい家の面白さにハマりましたね」

賃貸だったが、老朽化が激しかったためリノベーションもOK。その後、同じマンション内で引っ越しをして、4畳のキッチンと6畳のリビング、2畳の押入れという間取りを、約12畳のワンルームにリノベーションした。費用を抑えるためネットで探した「便利屋さん」に部屋の仕切りや押入れの解体を依頼して、壁の塗り替えといった部分は夫とふたりでおこなった。

30m²2Kだった部屋のリノベーション時の様子。間仕切りと押し入れをぶち抜き、12畳ほどの箱のように(写真:大木奈ハル子さん提供)

「家の大きさに合わせてモノを減らし、隙間に残ったモノを詰めていくと、床がだんだん広くなっていく。その過程が楽しかったです」

既存の枠に自分を合わせるのではなく、空間を自分に合わせてつくり変えたい。自分のなかにあるその感覚を発揮しはじめたのが、この30m²の家だった。

キッチンはIKEAのキャビネットを並べ、タイルを敷いてDIY(写真:大木奈ハル子さん提供)

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【古い町家や寺社仏閣がそこかしこに残る街で育った少女時代】

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