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ライフ #リノベな人生〜住まいと生き方を創り直した人たち〜

中央区で駅徒歩7分、築50年超の「オンボロマンション」を自分の理想へ大変身!「25m²・6畳1K」で暮らす夫婦が見つけた幸せ

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単身用の広さのため、家具は最低限。右側にある幅1mのテーブルが食事スペースでもあり仕事スペースでもある(写真:筆者撮影)
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DIYに必要な道具や家具は、ほぼイケア、カインズ、楽天市場などのオンラインショップで調達している。ブランドにこだわりはなく、サイズが合うかどうかが最優先の基準だという。たとえばカインズのスチールラックを組み合わせ、継ぎ足した延長ポールを収めたい場所にシンデレラフィットするようカット。そうして1mmのムダもなくスペースを有効活用している。

しかし大木奈さんが追い求めているのは、効率だけではない。

「ここに服をかけたいなっていう場所に、ネジを1本打てるだけで全然違う。お気に入りのフィギュアを飾りたいなと思ったときに、飾り棚がひとつあるだけで日々の潤いがまったく変わるんですよ」

鴨居にオープンラックを取り付け、好きなものを置いている(写真:大木奈ハル子さん提供)

「自分の暮らしをよりよく、より快適にするためにやるのがリノベーション。もしリノベーションに出会っていなかったら、こうした暮らしの潤いは諦めていたかもしれません」と大木奈さんは語る。ネジ1本、飾り棚ひとつで暮らしの満足度が変わる。そうした実感を得られるようになったのは、自分で住まいをカスタマイズするようになってからだ。

ただしリノベーションになにを求めるかは、人によってまったく違うのだという。大木奈さんの周りだけでも、「ワンアクションでも減らしたい」と動線を徹底的に考え抜く人もいれば、「この骨董の建具を生かすために」と部屋を設計する人もいる。

大木奈さんの場合は「夫婦2人の秘密基地みたいな感じ」。目的も方法も人それぞれだが、大木奈さんにとってのリノベーションは、25m²という限られた空間を自分たちだけの居心地の良い場所に仕立てていくことだった。

SNSや動画を活用し、住まいを自分仕様に更新

大木奈さんのDIYスキルは、一朝一夕で身に付いたものではない。引っ越し前に住んでいた築古マンションでは、コロナ禍で住人が一斉に入れ替わり、部屋のあちこちでDIYが始まるという特殊な環境が生まれていたそうだ。工具を譲り合ったり、部屋を見学に行ったり、犬の散歩で会うたびにアドバイスをもらったりしてDIYの知識を広げていった。

天井と壁をペンキで塗り白い部屋に(写真:大木奈ハル子さん提供)

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【微調整は続いている】

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