また、聖心には世界30カ国以上の姉妹校ネットワークがあり、初等科の段階から定期的な交流があるという。「人脈」というと打算的に聞こえるかもしれないが、ここで育まれるのは「同じ価値観で結ばれた、世界に広がる仲間」である。
父親の赴任でアメリカに渡ったとき、現地の聖心を訪ねたら、会ったこともない人から「oh my sister」と言われ驚いたという話も聞く。「聖心生」であるということが心の距離を近くするのだ。
東洋英和、父親同士のつながりも…
行事が多い小学校では、自然と深い関係ができていく。学校ごとにカラーも明確だ。東洋英和は父親同士のつながりが強い。
昨年度、新たな試みとして「キャリアフォーラム」が開催された。これは「父の会」の発案によるもので、多様な職業を持つ父母が集い、自らの仕事やキャリアについて子ども達に語る場である。
特筆すべきは、平日の開催であったにもかかわらず、極めて多くの父母が講演者として教壇に立った点だ。
多忙を極める現役世代が、工面した時間を使って自身の知見を次世代やコミュニティに共有しようとする姿勢。そこには、学校教育と実社会をつなごうとする、保護者たちの並々ならぬ熱意が表れている。
社会で活躍している保護者も多い中で、今わが子に必要な教育は何かを真剣に考えている親たちだからこそ、娘の教育を通じてつながりが深まっていく。
そして学校行事で絆を深めた父親同士、休日にゴルフに行ったり、さらには協業が生まれることもあるという。
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【「人脈目当ての受験」は、たいてい失敗する】
