子ども同士は学校で日々ぶつかり、乗り越え、つながったとしても、親同士はそうはいかない。コミュニティの恩恵を受けるためには、姿勢が問われるとも指摘する。
「みんな結構ドライ。小さいことはお互い様と思わないとうまくいかない。実際に『うちの子はこんなことされたんですけど』と大ごとにする親御さんもいるが、それが続くと親としてはやはり敬遠してしまう。
そして“受け取るだけ”ではなく“与える”姿勢を持つこと。平日が難しければ休日に手伝いを引き受ける、困っている家庭にひと声かける。そうした積み重ねこそが、一生ものの関係を築く土台になります」
聖心女子学院、12年の一貫教育と「世界に広がる姉妹校」
多くの一貫校では中学受験組が合流するのだが、聖心女子学院は、中学受験で合流はない。
小学校5年生で約24名の編入があるほか、そのほかの学年でも帰国生や姉妹校からの編入が若干名あるものの、基本的には12年間を同じコミュニティで過ごす。受験がない環境だからこそ、学校が大切にするのは「心の教育」だ。
ハイチデー(昼食をおにぎりだけにし、おかずの分を募金する取り組み)などが有名だが、近年はウクライナの学校とZoomでの交流を行うなど、世界に視野を向けた教育を行う。
戦禍の中にあり明日また元気に話せるかわからない同世代の子どもたちとのコミュニケーションは、平和とは何かを深く考えるきっかけとなる。試験の成績を競う日常からは決して生まれえない学びがそこにある。
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【東洋英和、父親同士のつながりも…】
