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ひとりで住む人の部屋と人生を紹介する連載「だから、ひとり暮らし」。今回話を聞いたのは、建築現場で施工管理の仕事をする寺澤翔さん、29歳。部屋は新丸子(神奈川県川崎市)の住宅街にある築年数60年のアパート。広さは約25平米ほど。家賃は5万9千円。
築60年程の古い物件で、ローカルな借景が楽しめる部屋――と書くと、のんびりと穏やかなひとり暮らしに見える。けれど、厳しい職人の世界で揉まれる彼の生活は、そう単純なものでもなさそうだった。
「古い木造の部屋が好き」
寺澤さんにこの部屋を選んだ理由を聞くと、「窓が大きくて、そこからの風景が気に入って。こういう古い木造の部屋が好きで、学生の頃も同じような部屋に住んでいました」とのこと。窓の外には住宅地が広がり、近所の庭木を借景として楽しめる。春になると桜が美しいという。
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【独特のセンスが息づく部屋】

