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【20~50代の約4割】「静かな退職者」が増加する原因は? 一人前に育った社員ほど《会社を逃げ出す》3つの不満足

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せっかく一人前になった社員のやる気がなくなってしまう理由とは(写真:eizan/PIXTA)
  • 松岡 保昌 モチベーションジャパン代表取締役社長
  • 岩渕 美香 株式会社モチベーションジャパン取締役副社長、キャリアセルフ・エフィカシー研究所所長

INDEX

仕事に慣れ始めた新人が理想と現実のギャップから会社を辞めてしまう「入社3カ月の壁」という言葉がありますが、それ以上に会社にとって痛手なのが、せっかく一人前に育った中堅社員があっさり転職してしまったり、密かに「静かな退職」に入ってしまったりすることではないでしょうか。
本稿では、モチベーションジャパン代表取締役社長・松岡保昌氏と、同社取締役副社長・岩渕美香氏の共著『残念なリーダーにならないためのマネジメント50の心理法則』から一部を抜粋・編集する形で、そうした職場のメンバーのやる気を失わせないための管理職の心得について解説します。

メンバーがやる気を失わないために大事な価値観

やっと育って一人前になり、これから大きな力を発揮してくれると期待していたのに、辞めてしまう。これは、会社としては大きな損失です。とくに30代、40代の社員をどう定着させるか、どう活躍してもらうかは、どの組織においても重要な課題です。

転職の理由はさまざまで、職場の人間関係や処遇面の不満などもありますが、仕事がある程度できるようになる30代ぐらいになると、働くうえで自分が大切にしている価値観が、今の会社、今の仕事で、満たされているのか、この先満たされる可能性はあるのかを考えるようになるものです。

これからのキャリアを考えるうえで、大切な自分の価値観が今の会社で満たされないことに気づくと、転職を具体的に考え出すことが多くなります。

そこで共有したいのが、組織心理学者であるエドガー・H・シャインが提唱した「キャリアアンカー」という概念です。

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【船が錨をしっかり下ろしているイメージ】

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