今回は新商品ということで食べてみると、ごはんはふっくらふわふわ、唐揚げの衣はサックサク。
肉はやわらかくジューシー。たれはみんな大好きな甘辛ダレにほんのりピリ辛のアクセントが効いていて、ごはんとの相性が抜群だった。期待が低かったのもあるかもしれないが驚きの美味しさだ。
「ネカフェの食事はおまけのようなサービス」
かつての私はそう思っていた。2000年代初頭、それまで別々に発展してきた漫画喫茶とネットカフェが融合した「複合カフェ」が広がり始めた頃。筆者はそのヘビーユーザーで、漫画やインターネットに没頭できる空間は魅力的だったが、食事に期待する人はほとんどいなかったと記憶している。
多くの複合カフェでは飲み放題のドリンクバーがあったが「食」はあくまでおまけのようなサービスで、全体としてはあまり力が入っている印象はなかった。
そんな中、やや遅れて快活CLUBが登場。 それまでの複合カフェでの先入観からフードを頼むことはしばらくなかったが、あるとき何気なく注文したフードで印象はガラッと変わる。
それ以降、筆者は食を目的の一つとして快活CLUBを訪れるほどになる。
快活CLUBはその後、先行していたライバルたちを抜き去り業界ナンバーワンに上り詰めていくが、同時に「食」の面でメディアに取り上げられるようにもなった。
食へのこだわりが快活CLUB人気の秘訣
かつて多くの複合カフェでおまけのような立ち位置だった「食」が、快活CLUBで多くの人から支持される理由は単純な「美味しさ」の追求だけではない。
各地の食文化を取り入れながら時間課金ビジネス特有の制約や利用者の行動に適応し、メニューやオペレーションを最適化してきた結果ではないだろうか。
そうした積み重ねが快活CLUBの成長を支えるひとつの要因ではないかと、今回のリニューアルされたメニューを食べて感じた。やがて複合カフェにおける「食」の位置づけそのものを変えていくのかもしれない。
