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鉄道で導入進む「通信アプリ」現場負担減らせるか JR、京王、メトロ…スマホがトランシーバー代わりに

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バディコム 車掌 京王電鉄
業務用スマホで通信アプリ「バディコム」を利用する鉄道乗務員(写真:京王電鉄)

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【写真を見る】鉄道で導入進む「通信アプリ」現場負担減らせるか JR、京王、メトロ…スマホがトランシーバー代わりに(7枚)

普通の人が思っている以上に鉄道業界は横のつながりが強い。部署ごとに業界の集まりがあり、お互いの困りごとなどを話し合う。他者の取り組み事例をヒントに業務の改善が行われることはしょっちゅうだ。

「バディコムの使い勝手はどうですか?」。最近、鉄道業界で「バディコム」が話題になる機会が増えてきた。バディコム(Buddycom)とは東証グロースに上場するサイエンスアーツが開発・販売するIP無線アプリ。JR各社をはじめ、東武鉄道、大阪メトロなど大手鉄道会社が続々とバディコムを採用し、鉄道業界で急速に普及しつつある。

スマホを「業務用トランシーバー」に

その機能についてもう少し詳しく説明すると、スマホのWi-Fiや4G/5G機能を使って無線機能を再現したアプリで、スマホやタブレット端末を業務用トランシーバーとして使えるようにした。

【写真を見る】鉄道業界で採用が広がっている、スマホの無線アプリ「バディコム」。駅員や乗務員の情報共有のほか、係員のいない改札で乗客に「遠隔案内」する端末にも使われている

端末を使って通話するという点で無線機と携帯電話は同じだが、1対1で通話する携帯電話と異なり、無線機は1対多数が基本。複数人が同時に受信できるため、多人数に対する情報伝達が可能だ。操作性も無線機に軍配が上がる。携帯電話は電話番号を調べて通話するが、無線機はボタンを押すだけで通話が可能だ。一方で、携帯電話はインターネットに接続できるため、音声通信以外もさまざまなデータ通信を行うことができる。また、お互いの電話が届く範囲でしか使えない無線機に比べ、携帯電話は日本全国どこでも通話できる。

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