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女性の7割が予備群と言われる「変形性股関節症」。
初期は、歩きはじめや靴下を履くときなどの痛みや違和感から始まるが、進行すると、自分の足で歩くのが難しくなることも。防ぐには、早いうちからの対策が肝心だ。発症のリスクがある人や症状、治療について股関節を専門とする狩谷哲医師(東京ヒップジョイントクリニック院長)に聞いた。
変形性股関節症とは?
太ももを支える大腿骨と骨盤をつないでいる股関節。大腿骨の先端にあるボール状の大腿骨頭(だいたいこっとう)が、骨盤のお碗状にくぼんでいる臼蓋(きゅうがい)に包み込まれているような構造をしている。
変形性股関節症とは、何らかの原因によって、大腿骨と骨盤の間にある軟骨がすり減り、骨同士が直接ぶつかることで痛みや炎症が起きる病気だ。
「日本人女性の約7割は、生まれつき、あるいは出生後の発育不全などによって臼蓋のくぼみが浅く、大腿骨頭を覆う面積が狭いという骨格の特徴があり、この状態は『臼蓋形成不全』と呼ばれます。臼蓋と大腿骨頭の接触面積が狭いと、股関節の一部に荷重が集中して、軟骨がすり減り、変形性股関節症を発症しやすくなるのです」(狩谷医師)
なお、臼蓋形成不全は左右両側で起こることが圧倒的に多く、変形性股関節症も両側とも発症しやすい。
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【発症しやすい人の特徴】
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