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「靴下が履きにくくなった」は危険サイン…7割の女性が予備群「変形性股関節症」の初期症状と予防・治療【医師に取材】

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股関節を痛がる女性
「変形性股関節症」の初期症状と対策を知って、予防につなげましょう!(写真:buritora/PIXTA)
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人工股関節を入れる場合、気になるのが「いつまで持つのか」ということだ。これについて狩谷医師は、「近年は素材が進化し、30年以上持つ」と説明する。

耐用年数に影響していたのが、人工股関節の一部に使用されているポリエチレンという素材の摩耗だが、現在使用されているポリエチレンは改良されているので、摩耗はほとんど問題にならない。

MRIや飛行機の問題は?

「長く使用していると人工股関節と骨との間にゆるみが出てくることがありますが、その場合も再手術をするケースは少ないです。ゆるみが出ても7~8割の人は痛みがなく、痛みが出る人も『杖があれば問題ない』というケースが多いです」(狩谷医師)

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骨粗鬆症がゆるみの原因になることもある。特に閉経後の女性は定期的に骨密度のチェックをして、必要があれば骨粗鬆症の治療をしたほうがいい。

「それから、よく患者さんからMRI(磁気共鳴画像法)は撮れますか、と聞かれますが、問題ありません。もう1つ、空港などの金属探知機は基本的に反応しますが、事情を係員に伝えれば大丈夫です。病院などで『人工関節カード』を発行しているので、心配なら主治医に相談してみるといいでしょう」(狩谷医師)

(取材・文/中寺暁子)

東京ヒップジョイントクリニック院長
狩谷哲医師
1994年、金沢医科大学医学部卒業後、昭和大学医学部整形外科学教室に入局。アメリカ・ヴァージニア州にあるThe Anderson Orthopaedic Clinicへの留学、石部基実クリニック副院長などを経て、2016年に東京ヒップジョイントクリニックを開業。2026年4月に豊島区大塚に移転し、リニューアル開院。人工股関節手術に特化し、検査や診断、リハビリは自院で、手術は提携先病院に赴いて実施している。日本専門医機構認定整形外科専門医、日本整形外科学会認定リウマチ医、日本整形外科学会認定スポーツ医、日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医。

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