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「へバーデン結節」だけじゃない…しびれや痛みをともなう《手指の不調》 専門医が"症状から見分ける"5つの病名

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へバーデン結節をはじめとした手指の病気について専門医が解説します(写真:siro46/PIXTA)
  • 三戸 一晃 神戸百年記念病院手外科センター長兼整形外科部長

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昨今、健康雑誌などで特集が組まれることの多い「へバーデン結節」は、中高年の女性に多く見られる代表的な手指の病気ですが、神戸百年記念病院手外科センター長兼整形外科部長の三戸一晃氏によれば、手指の不具合を生じる病気はへバーデン結節だけに限らないといいます。
そこで本稿では、三戸氏の著書『自力でできるへバーデン結節のリセット法』から一部を抜粋・編集する形で、手指の代表的な5つの疾患の原因と症状について、わかりやすく解説します。

「正しい知識」を得ることが早期改善につながる

加齢にともない増加する手指の疾患と真剣に向き合うためには、それらに対する正しい知識が欠かせません。そこで本稿では、手指の代表的な5つの疾患の原因や特徴について、包括的に触れていきたいと思います。

知識を得たところで、その疾患が治るわけではありません。しかし、疾患に対する心構えや、治療に対する姿勢は確実に変わるでしょう。それがきっと、早期改善につながっていくはずです。

【関節グループ】

①へバーデン結節・ブシャール結節――中高年女性に多い最もポピュラーな手指疾患

はっきりと原因を特定できるものではありませんが、スマホ操作や重い荷物で指先を酷使したり、加齢にともなう変化であったり、さまざまな事情によって徐々に指の関節が変形し、その関節に腫れや痛みが生じた病態です。

関節にできたコブのことを結節といいますが、それが指のDIP関節であればヘバーデン結節、PIP関節であればブシャール結節という病名になります。

ヘバーデン結節においては、爪の付け根付近にガングリオンの一種である水ぶくれのような粘液嚢腫(ミューカスシスト)ができるケースもあります。

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【女性ホルモンの関与も指摘されている】

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