母指CM関節症を合併している場合もあり、更年期や妊娠・出産期の女性、糖尿病に罹患している人も、ばね指になりやすい傾向にある点が特徴です。
夜間に手の「しびれや痛み」を感じて目が覚めてしまう
④手根管症候群――明け方に症状が出やすく疼痛で眠れないことも
手根管とは、親指、人さし指、中指、薬指の指先にまで伸びている正中神経を束ねるトンネルのようなもので、手首の腹側にあります。
この正中神経が手根管内で圧迫された状態を手根管症候群といい、初期には人さし指や中指にしびれや痛みが出ますが、最終的には親指から薬指の母指側半分にまで範囲が広がっていきます。症状は明け方に強く出ることが多く、夜間に手のしびれや痛みを感じて目が覚めてしまうケースも少なくありません。
ゆるやかに手首を振ると、しびれこそ一時的に緩和させることはできますが、根本治療に取り組まないと親指の付け根の筋肉がやせ細ってしまうため、「細かいものがつまめない」「服のボタンをかけることができない」などの所作ができなくなってしまいます。
突発性のものも多いことから原因の解明には至っていませんが、妊娠・出産期や更年期の女性にも症状がみられることから、女性ホルモンの乱れが一因ではないかと考えられています。
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【手根管症候群でしびれる範囲】
