週刊東洋経済 最新号を読む(5/16号)
東洋経済オンラインとは
ライフ

「へバーデン結節」だけじゃない…しびれや痛みをともなう《手指の不調》 専門医が"症状から見分ける"5つの病名

7分で読める
へバーデン結節をはじめとした手指の病気について専門医が解説します(写真:siro46/PIXTA)
  • 三戸 一晃 神戸百年記念病院手外科センター長兼整形外科部長
2/5 PAGES
3/5 PAGES
4/5 PAGES

母指CM関節症を合併している場合もあり、更年期や妊娠・出産期の女性、糖尿病に罹患している人も、ばね指になりやすい傾向にある点が特徴です。

(出所:『自力でできるへバーデン結節のリセット法』より)

夜間に手の「しびれや痛み」を感じて目が覚めてしまう

【神経グループ】

④手根管症候群――明け方に症状が出やすく疼痛で眠れないことも

手根管とは、親指、人さし指、中指、薬指の指先にまで伸びている正中神経を束ねるトンネルのようなもので、手首の腹側にあります。

この正中神経が手根管内で圧迫された状態を手根管症候群といい、初期には人さし指や中指にしびれや痛みが出ますが、最終的には親指から薬指の母指側半分にまで範囲が広がっていきます。症状は明け方に強く出ることが多く、夜間に手のしびれや痛みを感じて目が覚めてしまうケースも少なくありません。

ゆるやかに手首を振ると、しびれこそ一時的に緩和させることはできますが、根本治療に取り組まないと親指の付け根の筋肉がやせ細ってしまうため、「細かいものがつまめない」「服のボタンをかけることができない」などの所作ができなくなってしまいます。

突発性のものも多いことから原因の解明には至っていませんが、妊娠・出産期や更年期の女性にも症状がみられることから、女性ホルモンの乱れが一因ではないかと考えられています。

次ページが続きます:
【手根管症候群でしびれる範囲】

5/5 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象