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「過去の自分」や「未来の自分」を想像し、その視点から現在の自分を眺めてみれば、心がスッと軽くなる

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カフェのカウンターに座り、遠くを見つめるビジネスウーマン
心の中でタイムトラベルをすることは、感情を背御するためのツールとして有効です(写真:Graphs/PIXTA)

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喜び、怒り、悲しみ、愛……。感情は私たちの人生そのものとも言えるが、私たちは不安や恐怖といったネガティブな感情に振り回されがちでもある。では、どうすればそれらの厄介な感情を能動的に管理することができるのだろうか。科学的な知見に基いた、感情をコントロールし心を整えるツールキットを紹介する『Mood Shift(ムード・シフト)』より、一部抜粋・編集のうえ、お届けする。

心の中でタイムトラベルする能力

『Mood Shift(ムード・シフト): 「感情」をコントロールし、気分に振り回されないための科学的根拠に基づくテクニック』(東洋経済新報社)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

人間の精神の特徴の中で、私が最も注目すべきだと思うものの一つは、心の中でタイムトラベルする能力だ。

子供の頃の生き生きとした記憶を思い出したり、素晴らしい休暇の様子を想像したりするとき、われわれは常にこの能力を使っている。

ときには、過去のネガティブな経験を理解しようとこのタイムマシンに飛び乗った際に、それが故障してしまい、ネガティブな経験についてずっと考えつづけてしまうことがある。ときには、未来に囚われ、自分に降りかかるかもしれない最悪のシナリオを次々と想像し、不安の海に溺れてしまうこともある。

こうした事態が生じたとき、一つの解決策は「いま」に注意を再集中させることだ。これが、マインドフルネス〔訳注 自分の状況に意識を集中し、感情を冷静に認識し、現実を受け入れること〕という実践の根幹である。

感情を制御するために昔から用いられてきたツールであり、科学的な裏付けも十分にある。マインドフルネスが有用なツールとなりうることは間違いない。

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