世の中の多くの人は「屋根のない家」を家とは言わない。
だが、兵庫県神戸市に「屋根が落ちてからが本番」を合言葉に廃墟をばりばり再生している人たちがいる。その名も合同会社廃屋。
率いているのは20年前、屋根が飛んでいくこともある「天窓の家」からDIY人生をスタートした西村周治さん。家賃が払えないからと始めたDIYが地域を変えるようになるまでの道のりを聞いた。
廃墟に住んだことがきっかけ
神戸の大学で構造を学んだ西村さんが社会に出たのは2005年のこと。
建築事務所に就職したかったものの、どこも雇ってはくれなかった。親からは「大学を出たのだから扶養から外れ、自活しろ」と言われ、それまで住んでいたワンルームマンションを出ざるをえなくなった。無職で家賃5万円は払えないからだ。
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【屋根はトタン葺きで時々飛んでいった】
