その後、神戸市が2022年から始めたアーティスト・イン・レジデンス事業で西村さんが長田区内で再生したシリイケバレー(神戸市長田区東尻池町)その他が使われるようになったことから西村さんは徐々に注目されるように。
2023年くらいからは西村さんに加え、バイソンやそれ以外に手掛けているエリア、関わる人たちに注目が集まるようになった。特に関西圏のテレビ、新聞その他にはしばしば登場しているのでご存じの方も多いのではなかろうか。
相談や依頼が絶えない
アーティスト・イン・レジデンス事業ではアジアを中心に世界中から学生が集まってきており、認知度は日本以外にも広がっている。
それに伴い、月に1~2軒は空き家を引き取ってほしいという連絡があり、また、行政からは借りた人が行方不明になってしまったごみ屋敷など手に負えない不動産を何とかしてくれという相談も。
メディアに登場し始めた頃は廃屋好きの変な人という印象もあった西村さんだが、今では空き家に悩む所有者、行政にとっての救いの神になっている。
空き家元年と言われた2015年にはどこかよそ事だった空き家問題がここ何年かで多くの人にとってリアルな脅威となり、それを解決できる数少ない人として西村さんがクローズアップされているのだろう。
だが、それ以上にここ数年で大きく変わったのは空き家再生の現場に集まってくる若い人たちの意識だと西村さん。
次ページが続きます:
【】
