家賃は各戸の広さと住戸数を掛け合わせた空間のサイズと立地で決まる。しかし、それをタダにすることで価値を生んでいる廃倉庫が静岡県下田市にある。
「アンティークカフェにも、コワーキングにも、インテリアショップにも見えるし、勝手にそう呼ぶ人もいるが、実際はただの倉庫。廃墟の倉庫だよ」と笑うのは合同会社local is beat代表の梅田直樹さん。
当初は電気が一部しか使えず、暑さにも寒さにも厳しかった倉庫が、なぜ周辺の家賃相場を凌駕(りょうが)するお金を生み出せるようになったのか。その仕組みを聞いてきた。
もともとは材木倉庫で「広すぎる」
伊豆急行線が伊豆急下田駅に到着するちょっと手前の右側にその倉庫、「WITH A TREE」がある。壁面に派手な絵が描かれているから、ちょっと注意していれば見落とすことはない。
もともとは「材木倉庫+オフィス」として使われていたらしい2階建ての建屋(以下、倉庫)で、それを6年ほど前に地元の工務店、山本建築が資材置き場にしようと購入した。
だが、いかんせん広すぎる。面積は倉庫部分だけで400㎡超、天井の高さは約8m。「資材を置いておくだけではもったいない、使わない?」と声をかけられたのが同級生だった梅田さんだ。





















無料会員登録はこちら
ログインはこちら