東洋経済オンラインとは
ライフ #井手隊長のラーメン見聞録

「なかなか食べられないレア商品」「価格は驚きの360円!」 すき家が投入「とん汁みそらーめん」が決して"迷走"でないワケ

7分で読める
すき家
「すき家」が販売を始めたとあるラーメンが話題になっている(写真:筆者撮影)
  • 井手隊長 ラーメンライター/ミュージシャン
2/4 PAGES
3/4 PAGES

近年では、この「たちばな」監修のとん汁ラーメンがチェーン店「らあめん花月嵐」でも展開されるなど、首都圏を中心に認知が拡大。さらに、アメリカ・ニューメキシコ州サンタフェで開催された伝統的なスープコンテスト「SOUPER BOWL」に日本代表として出場するなど、話題性も高まっている。

また、とん汁専門店として人気を集める「ごちとん」も見逃せない。こちらは「とん汁を主役にする」というコンセプトで成功し、ビジュアルや提供スタイルもどこかラーメン的。とん汁と麺文化の距離は、確実に縮まっていたのだ。

すき家の「とん汁みそらーめん」は単品360円

とはいえ、この「とん汁みそらーめん」、実際に食べようとすき家に向かうも、その一杯に出会うまでなかなか苦戦した。複数店舗を回ったが見つからず、最終的に本部へ問い合わせる事態となった。返ってきた答えは「東京では浅草エリアで展開中」。限定導入という慎重な姿勢がうかがえる。

「すき家」でも、一部の店舗でしか販売されていない「とん汁みそらーめん」(写真:筆者撮影)

向かったのは「すき家 台東下谷店」。ここでようやく実物と対面した。

価格はなんと360円から(写真:筆者撮影)

まず驚くのは価格だ。単品360円。牛丼チェーンらしい圧倒的な低価格である。店頭では牛丼とのセット(850円)も打ち出されており、あくまで主役は牛丼、その補助線としてのラーメンという位置づけが明確だ。

実際に食べてみると、味わいは極めてストレート。既存のとん汁をベースにしたスープに、そのまま麺を合わせた印象で、油の追加などによるラーメン化は最小限に抑えられている。

その味は、いい意味で極めてストレート。既存のとん汁をベースにしたスープに、そのまま麺を合わせた印象だった(写真:筆者撮影)

次ページが続きます:
【「シンプルで控えめ」の裏にある戦略】

4/4 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象