実は"鉄分"濃い目、JR東の「高輪・大井町」再開発 車両基地に隣接、鉄道会社ならではの「仕掛け」も
このエリアは明治から昭和にかけて埋め立てられ、そこに鉄道の車両基地が設置され、高輪築堤も埋没した。そして鉄道輸送需要の増加に伴い車両基地の拡充が繰り返され、いつしか高輪築堤の正確な位置もわからなくなっていた。
JR東日本は工事計画を変更して高輪築堤の一部を保存することを決断。高輪ゲートウェイシティの当初のコンセプトは「新たな国際交流拠点の形成」「次世代ビジネスモデル実現のための場を提供」といった未来を指向したものだったが、そこに「かつては江戸の玄関口だった」「明治期には海上に鉄道を走らせるイノベーションが起こった場所」といった歴史を俯瞰する要素が加わった。
高輪築堤跡は2027年度の公開に向けて現在も整備中だが、それに先立ち、1階のギャラリーでは高輪築堤の歴史的価値を体験できる展示が開催されている。
エリア内は「トレインビュー」
エリア内は3人乗りの立ち乗り型自動走行モビリティや配送、清掃、警備などを行う自律型ロボットが行き交う。スタートアップ、大企業、研究機関の競争拠点も設置されており、近未来的なイメージがただよう。
一方で、駅や車両基地に隣接していることもあって、歩き回るとさまざまな種類の電車が目に飛び込んでくる。山手線、京浜東北線、東海道線といった運行中の電車のほか車両基地に留置されている寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」の姿も見える。
在来線の奥にある東海道新幹線の営業線も見えるため、新幹線の車両の行き交う様子がよくわかる。田町駅寄りのほうからは営業線から分岐した回送線があり、その先には新幹線の車両基地がある。前述のとおり、運が良ければドクターイエローを見ることもできる。



















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