「足立区というだけでマイナスイメージ」「治安は?」と聞かれた偏見根強い街が、子育て世代殺到で教室不足に陥ったワケ

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先にも書いた通り、東京武道館は都立東綾瀬公園のなかにある。この公園は、街をぐるりと取り囲むような、変わった形をしている。かつて、このあたりには田畑が広がっていた。その後住宅が増え、区画整理が進み、点々と広場が残った。それを遊歩道でつなげたのが、東綾瀬公園だ。

綾瀬の人々にとってなくてはならない場所、東綾瀬公園

公園の全長は約2キロメートルだ。サクラ、ラクウショウ、モミジバフウ、ツツジなど、季節ごとの植物が目を楽しませてくれる。私が歩いた日は、カワヅザクラが満開の時期だった。

案内図
公園入り口の案内図。U字型のへんな形をしている(筆者撮影)
航空写真
航空写真では、公園が街を取り囲むかたちになっているのがよくわかる(国土地理院 電子国土WEBより筆者作成)
公園
公園内、カワヅザクラが咲き誇る(筆者撮影)

犬の散歩をする人、少し早めの花見をする人、ベンチに座って読書する人。東綾瀬公園は地域の人々にとってなくてはならない場所だ。歩いていて、とても気持ちがいい。だけどなにか足りない。公園のまわりは静かな住宅街だ。あまりに静かすぎて、面白みに欠けるといってもいいくらいだ。歩き疲れたので、喫茶店にでも入りたいのだけど、見つからない。

遊歩道の外に、やっとそれらしい外観の店を見つけたのだが、近づいてみると飲食店ではなく、手芸教室だった。それでも外観はどう見ても喫茶店だ。ガラス扉からなかを覗いていると、オーナーの平山美好さん(80)が「どうぞ」と扉を開けてくれた。

外観
外観はどう見ても喫茶店だが、今は手芸教室専門(筆者撮影)

「更紗手芸教室(足立区綾瀬6-17-16)」は、平山さんいわく「数年前までアトリエ兼、喫茶店として営業していたんだけど、今は手芸の教室だけにしているんです」とのこと。

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