「正論を言っているのに相手を動かせない人」に欠けている視点

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
(写真:Lukas/PIXTA)
新年度から、新しいことに挑戦し始めた方も多いのではないでしょうか。目標を立て直したり、仕事の進め方を見直したりする時期でもあります。いまはビジネスパーソンにとってAIを使いこなすことが前提条件になりつつありますが、AIだけでは担いきれないことがあります。それは、他者の心を動かし、自発的に行動してもらうことです。どれほど正しい提案であっても、人が動かなければ仕事は前に進みません。AI時代だからこそ、「人をどう動かすか」という、人間ならではの力があらためて問われています。
そこで今回は、相手を「ムズムズ」させ、自発的に動いてもらうコツを、『相手に「やりたい!」「欲しい!」「挑戦したい!」と思わせるムズムズ仕事術』の著者で、ビジネスコンサルタントの市川浩子さんに聞きました。

「ムズムズ」させるには「動かそう」としないこと

相手を「ムズムズ」させ、自発的に動いてもらう最大のコツは、「動かそう」としないことです。「どう動かすか」ではなく、「どうしたら動き出したくなるか」を考えるのです。

では、どうしたら相手が自発的に動き出したくなるのでしょうか。それは、「行動する理由」を持ってもらうことです。その理由は2つあります。

①「〜したい」と思わせる

たとえば、いつも自分のことを叱ってばかりで、良いところを認めてくれない上司から、突然「明日の会議で使う資料を本日中にまとめておいてほしい」と言われても、快く引き受けるのは難しいですよね。

また、家族が脳の手術をしなければならない事態になったとき、「神の手を持つ」と評判の医師の存在を知ったら、その医師が遠方の病院に勤務していたとしても、どんなに手間がかかっても「その医師に手術してほしい」と考え、依頼に動くのではないでしょうか。

このように、「〜したい」と思ってもらうことが大切です。そうすれば、多少条件が悪くても、どうにかして手に入れようとします。反対に、そう思えなければ、自ら行動に移すことはないでしょう。

次ページ②「なんだか良さそう」と思わせる
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事