店員さんからの「かき混ぜてお召し上がりください」というアナウンスに従い、私はステンレス製の箸で冷麺をグルグルとかき混ぜた。麺は簡単にほぐれ、すぐに食べられる状態になったが、この点も北朝鮮レストランにはなかった特徴だ。向こうでは“冷麺の団子”のようになっており、全然ほぐれず、食べるまでに苦労した思い出がある。
さて、冷麺の“味”のほうはどうだろうか。勢いよくスープを口に入れてみると……おお、だいぶアッサリしてる感じだな。北朝鮮レストランで食べた時よりも薄味に感じたが、肉の旨味がスープに潜んでいる上品な感じの味付けは、私が過去に食べたものと似ている。うん、美味しいし、旨い!
老若男女が楽しめる、優しい一杯
麺のほうはどうだろうか。勢いよくすすってみると……おお、モチモチしているけれど、これかなり食べやすいな。中国の北朝鮮レストランで食べた時は「アゴが疲れるわ!」「お爺ちゃんお婆ちゃんにはオススメできないわ!」と突っ込みを入れたくなるほど弾力があった。どうやら千葉の北朝鮮冷麺は老若男女が楽しめる、優しい一杯となっているようだ。
食べている途中でカラシとお酢を入れて“味変”したところ、味にパンチが効いて、2種類の冷麺を食べているような“お得感”があった。「冬よりも夏に食べたほうがより美味しく感じるだろうなぁ」と脳裏に浮かんだ点も、私が北朝鮮レストランで食べた時の感想と同じだ。ちなみにソルヌンのキムチは絶品で、日本のキムチにはない濃い味と強い辛味が最高だった。
店内では文蓮姫さんを含め、4名の店員さんがテキパキと働いていた。店員さん同士でコミュニケーションを取るなど、みんなどことなく海外っぽい感じの働き方をしており、私は「人間らしくてすごくいいな」と感じた。文蓮姫さんは料理を提供したり、たまに椅子で休んだりしながら、上手な日本語でキビキビと働いていた。



















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