激しい販売競争は自動車メーカーの体力を奪っている。中国乗用車市場情報連合会の崔東樹事務局長の試算によれば、25年の国内自動車産業の販売利益率は4.1%で、前年比0.2ポイント低下し、歴史的な低水準に落ち込んだ。
BYDも年次報告書の中で、自動車市場における新旧モデルの入れ替えが加速し、価格競争が激化、過度なマーケティングも頻発していると指摘している。
サプライヤー各社への支払い負担も増大
この結果、BYDの費用負担も増している。25年の販売費用は前年比8.7%増の261億8500万元に達した。同社は主に広告宣伝費や展示費用の増加によるものだと説明している。また従業員の人件費や減価償却費の増加により、管理費用も前年比8.34%増の約202億元に達した。
こうした自動車メーカーの収益悪化のしわ寄せが支払い遅延などの形で下請け各社に及ぶことも懸念されている。
このため25年6月には、関係当局が指導する形で、全国の主要自動車メーカー17社がサプライヤーへの支払期日を60日以内とすることを公約せざるを得なくなった。中国自動車工業協会も同年9月にガイドラインを発表し、各社にこれらの公約の履行を促した。
こうした状況下でBYDの25年末の支払手形債務は同年9月末の22億2100億元から224億6400万元に膨らんだ。それまでより期日を前倒しして支払わなければならない費用が膨らんだため、従来の主力支払い手段であった電子決済に加え手形発行を増やさなければならなくなったとみられる。
(財新記者:翟少輝)
※中国語原文の配信は3月29日
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