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2026年1月、米系経営コンサルティング会社A.T. カーニーの日本法人に新たなリーダーが誕生した。
通信、メディア&テクノロジー(CMT)領域を20年にわたり担当してきた針ヶ谷武文氏だ。前任の関灘氏がアジア太平洋地域のリーダーに就いたことを受けての就任となる。
生成AIが急速に普及し、「コンサルタントの仕事はAIに奪われるのではないか」という問いが業界の内外で繰り返される中、針ヶ谷氏の答えは明確だ。
「AIによって直接的に仕事がなくなるかというと、ほとんどなくならない」。むしろAI時代だからこそ、コンサルタントの本質的な価値が「先鋭化」するという。
テクノロジーの最前線を見てきた人物が語る、コンサルティングの「残る仕事」と「消える仕事」とは――。
「消える仕事」は、とっくに消えていた
「そもそも調べるだけの仕事は、ここ5年から10年、ほとんど受けていません」
AIがコンサルタントの仕事を奪うという議論に対して、針ヶ谷氏はこう切り出した。市場調査や情報収集といった業務は、AI以前にすでにコンサルティングの本丸ではなくなっていたという。
「我々もお客さんも、事前の下調べは今や一瞬で終わる。AIはコンサルタントが価値を出すための圧倒的に優れたツールです。生産性は劇的に上がります」
では、AIでは代替できない価値とは何か。針ヶ谷氏は3つを挙げる。
第一に「問いを立てる」こと、第二に「経営者の意思決定を促す」こと、そして第三に「現場を動かす」ことだ。
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