「路上で名刺交換」「社訓絶叫」…"新入社員研修"の今昔 「eラーニング」や「ゲーミフィケーション」で学ぶ今どきの研修事情
では、現代でもそのような指導が通用するか? 度胸や根性を身につけるためにも、多少の「理不尽さ」は必要と考える上司も多いだろう。しかし、それは間違いだ。リクルートマネジメントソリューションズの「新入社員意識調査2024」から読み解いていきたい。
この調査によると、働くうえで大切にしたいことのトップは「社会人としてのルール・マナーを身につけること」(45.2%)。意外にも基本を重視する若者は多い。
働きたい職場の特徴は?
注目すべきはその後だ。「任せられた仕事を確実に進めること」(39.4%)と「失敗を恐れずにどんどん挑戦すること」(31.0%)が過去最高を記録。チャレンジ精神が高いことは、とても良いことだ。
いっぽうで「何があってもあきらめずにやりきること」(13.8%)は過去最低となった。つまり、新入社員の意識は「確実性を重視する層」と「挑戦を重視する層」に二極化している。
■働くうえで大切にしたいこと/Q:あなたが社会人として働いていくうえで大切にしたいことは何ですか?(最大3つまでの複数選択/n=738)
インターンシップや起業などで早期に社会経験を積む学生が増え、挑戦が身近になった。いっぽうで未経験の領域への不安から、確実な動き方を求める層もいる、ということだ。
働きたい職場の特徴では「お互いに助けあう」(64.1%)がトップ。「遠慮をせずに意見を言いあえる」(45.1%)が過去最高となり、「アットホーム」(36.4%)は過去最低だ。
■働きたい職場の特徴/Q:あなたはどのような特徴を持つ職場で働きたいですか?(最大3つまでの複数選択/n=740)
彼らが求めているのは、居心地の良さではない。言いにくいことも言い合える「心理的安全性」である(つまり、“健全な衝突”である)。
上司に期待することは、トップが「相手の意見や考え方に耳を傾けること」(50.3%)。仕事で重視したいのは「成長」(32.2%)と「貢献」(23.1%)。「競争」(2.6%)が最下位だ。
そして勤続意向では「現在の会社で勤め続けることにこだわらない」が52.1%と過半数を超えた。成長できないと感じたら、迷わず辞める。それが今の新入社員の現実だ。


















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