56年ぶり米国民主主義「格下げ」の衝撃 世界を覆う専制主義の波と、日本の足元に迫る危機
民主主義国を上回る専制主義国
3月17日、世界各国の民主主義レベルを分析する「V-Dem研究所」が最新の年次報告を公表した。拙著でも触れたように、近年、世界では専制主義国の存在感が急速に高まっている。
今回の報告もその傾向を裏付ける内容だったが、もうひとつ見逃せないテーマがある。それが「米国民主主義の歴史的な後退(権威主義化)」である。
本稿では、その実態と世界、そして日本への影響を考えてみたい。
まず、今回の報告の全体像を簡潔に整理しておく。
V-Demは世界の国々を対象に、「選挙の自由度」「表現・メディアの自由度」「法の支配」「市民の自由」「権力の制約」など600を超える指標を組み合わせて民主主義の水準を数値化し、その結果に基づいて各国を次の4類型に分類している。
このうち、①②が民主主義国、③④が専制主義国である。




















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