3連休の高速道路で「悲惨な事故」が続いた背景。「春分の日」3連休で流れた3つのニュースを振り返る

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特に衝突被害軽減ブレーキは、商用車を含め段階的に義務化が進められているが、まだこれらは全車に整備されているわけでもなく、またACCがあっても機能させていないケースも少なくない。ACCを搭載しているクルマならば、積極的に利用すべきだろう。

車間距離を適切に保ってくれるACCは疲労低減にもつながるため積極的に活用したい(写真はイメージ、写真: adigosts / PIXTA)

ただし、もちろんこれらは補助装置であり装置の有無にかかわらず、最終的には運転者がすべての責任を負うことはいうまでもない。

また、渋滞などで停止しそうになった場合、後続車が近づくまで前のクルマとの車間を空けるとともに、ハザードランプで後続の車に渋滞を知らせるなどの配慮も欠かせないだろう。

自動運転になる未来を期待する前に

いつかの未来には、クルマの完全自動運転化が実現し、運転者がハンドルを持たなくても安全に走行できる社会が到来するかもしれない。とはいえ、その夢物語の実現に期待して、現実の安全対策を疎かにしてよいということにはならない。

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この一連の事故に巻き込まれた方々に哀悼の思いをはせつつ、どうしたら悲劇が起きない道路の通行が実現されるのか、道路の運営者、警察、ドライバー、あるいはドライバーを雇う企業など、あらゆる関係者が多くの教訓を得る必要があろう。

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佐滝 剛弘 城西国際大学教授

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さたき よしひろ / Yoshihiro Sataki

1960年愛知県生まれ。東京大学教養学部教養学科(人文地理)卒業。NHK勤務を経て、高崎経済大学特任教授、京都光華女子大学教授を歴任し、現職。『旅する前の「世界遺産」』(文春新書)、『郵便局を訪ねて1万局』(光文社新書)、『日本のシルクロード――富岡製糸場と絹産業遺産群』(中公新書ラクレ)など。2019年7月に『観光公害』(祥伝社新書)を上梓。

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