実はこの連休中、筆者も東海地方に滞在してクルマを運転しており、ラジオの交通情報ではこの2件による通行止めのほかにも、東海3県の高速道路でいくつもの追突事故が発生していたことが聞き取れた。
3つ目は、3連休最終日となる22日の午前5時ごろ、宮城県大崎市の東北道上り線で、乗用車が中央分離帯などに衝突し、運転者と同乗者が車外に投げ出され死亡したという事故だ。
東北地方とはいえ路面に雪はまったくなく、好天で見通しの良い片側2車線の道路であり一見すると、事故など起きようがないような状況での事故である。
「安全環境」がいとも簡単に破られている?
これら3つの事故現場付近は、筆者自身も何度も走ったことがあるものの、事故の情報源は発表された報道だけであり、知りえない事実も多いので迂闊な断定はできない。
しかし、高速道路で最も重要な「安全環境」がいとも簡単に破られているような気がして、高速道路の愛好家としては、気分がすぐれないニュースの連続であった。
東北道の自損事故と思われる例は別にして、前の2件はトンネルの中での追突である。トンネルだから事故が起きたというつもりはないが、それでもトンネルは事故を引き起こしやすい構造を持つ。
まずトンネルの出入り口では、明るさが極度に変わるため前方が見にくくなる。そして、トンネル内では、景色が単調なのでスピードが出やすくなったり集中力を欠きやすくなったりすることや、カーブの先の状況がわりづらいこと、上りや下りの傾斜も感じにくくなるといったことがある。
ちなみに山岳国ニッポンは、世界でも稀に見る「トンネル大国」である。国土交通省道路局の資料(2023年)によれば、日本の道路トンネルは全部でおよそ1万2000カ所、うち高速道路には1800あまりのトンネルが存在するという。



















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