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ナフサからエチレンやプロピレンなど石油化学基礎製品を作り出すエチレンプラント(ナフサクラッカー)。湾岸の石化コンビナートの象徴的な設備だ(写真:三井化学)
ナフサの調達が滞る中、エチレンプラント(ナフサクラッカー)を運用する石油化学各社は、供給を維持するため減産を打ち出した。国内全12基のうち、3月末時点では、定期修理からの再稼働延期などで3基が停止、残り9基のうち少なくとも6基を減産している。
ただ、エチレンなどの減産による対応には限界がある。各社の設備によって異なるが、エチレン生産設備の稼働率の下限は「6~7割強」(日本化学工業協会の岩田圭一・住友化学会長)という。もともと石化基礎製品の市況は低迷しており、2月の実質稼働率は75.7%と好不況の目安とされる90%を大きく割り込んでおり、「イラン情勢の悪化で減産できる余地は多くない」(石化大手)のが実情だ。
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