視聴者の3割が予備軍?「ネットポルノ依存」の罠 気付かぬうちに"脳が壊れた人"を襲う不幸

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「たかが動画視聴」と思われるかもしれませんが、ポルノ動画の過剰摂取は、脳に大きな影響を与えます。

ポルノ動画の視聴は脳の「報酬系」と呼ばれる部分に作用し、それにより「ドーパミン」という快感をもたらす物質が大量に分泌されます。

タイチさんは、仕事のストレスを忘れるために瞬間的な快楽を追い求め続けていたわけですが、ドーパミンの過剰分泌が繰り返されると、脳がその快楽に慣れてしまい、日常生活の喜びや満足感を感じにくくなります。

それ以外にも、セロトニン、GABA、ノルアドレナリンなどの神経伝達物質に影響を与え、これが「気分の落ち込み」「興味や喜びの喪失」「強烈な倦怠感」といった「うつ」の症状を引き起こします。

実際、タイチさんは、次第に仕事へのやりがいを感じなくなり、趣味や友人との時間も楽しめなくなっていきました。

さらに彼の場合、「ポルノを見過ぎている」という自覚があったことも災いしました。ポルノを見続けることへの罪悪感や自己嫌悪にも苦しむようになったのです。ポルノ視聴が道徳的・社会的価値観に反する行為だと感じている人ほど、こうした自己否定の感情が強くなる傾向があります。

タイチさんは「自分はダメな人間だ」と感じることが増え、精神的なストレスがより蓄積されていきました。

会社やパートナーとの関係にもヒビが

さらに、ポルノ依存症は仕事での集中力や生産性にも影響を与えます。
タイチさんは、仕事中でもポルノのことが頭をよぎるようになってしまい、重要な会議中に集中力が途切れることが増えました。

脳が「短時間で得られる快感」に慣れてしまうため、長時間の集中が難しくなるのです。これにより、タイチさんの仕事上のパフォーマンスは次第に低下し、上司や同僚からの信頼が揺らぐことになってしまいました。

また、タイチさんは、恋人との仲にも問題を抱えるようになりました。
ポルノ動画に慣れることで、現実の恋愛や性行為に対する期待が過度に高くなり、恋人との関係に不満を感じることが増えてしまったのです。

ポルノで描かれる性行為は、現実とはかけ離れたファンタジーであることが多く、ポルノ依存症に陥った人は、無意識のうちに恋人にもそのような理想を求めてしまいがちです。

しかし、現実ではそのような理想通りにいくわけはなく、タイチさんは恋人に対してイライラや失望を感じることが増えました。

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