仕事はできるのに「発言力」がない人の致命的弱点 職場での"権力"を決める「4つの個人的要因」とは?

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ミーティングで発言をするビジネスマン
ビジネスにおける政治力を語るうえで欠かせない要素の一つがパワー(権力)です(写真:maroke/PIXTA)
職場で「なぜか発言力が強い人」には共通点があります。周囲を動かす力は、単なる役職だけでなく、専門性や人間的な魅力、さらには情報の集まる位置など、複数の要素が組み合わさって生まれるものです。本稿では、『社内政治の科学 経営学の研究成果』より一部抜粋のうえ、実力以上に評価される「見せ方」のコツなど、政治力の源泉をわかりやすくひもときます。

政治的パワー(政治的権力)とは

ビジネスにおける政治力を語るうえで欠かせない要素の一つがパワー(権力)です。パワーの分類として有名なのが、社会心理学者のジョン・フレンチとバートラム・レイヴンによる分類法です(French & Raven, 1959)。この枠組みは現在でも社内政治を理解するために役立ちます。

フレンチとレイヴンは、パワーを以下の5つに分類しました。

報酬パワー: 相手が「この人には自分に報酬を与える力がある」と感じることで生じるパワー。たとえば、上司が昇進の可能性を示すと、部下は指示に従いやすくなります。

強制パワー: 相手が「この人は自分に罰を与えることができる」と感じることで生まれるパワー。たとえば、減給や異動などをちらつかせて行動をコントロールできるパワーです。

正当パワー: 相手が「この人には命令する正当な権利がある」と認めたときに生じるパワー。役職や制度に基づく権限がこれに該当します。たとえば、上司が業務命令を出す場面では、主にこのパワーが作用しています。

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