このインター校では、新年度が始まる前の平日に新入生向けオリエンテーションがありました。
ですが、生徒向けではなく保護者向けの内容で、学校の運営方針について学校長からプレゼンテーションがあったあと、事務手続きをするだけでした。
初日の登校は子どもに付き添いましたが、先生方も特段「新入生だから」と構える様子もなく、他の生徒と同様に子どもを受け入れていました。
授業も通常の時間割どおり。
保護者とクラス担任との顔合わせの機会は別の日の授業後にありましたが、出席も任意と、あくまで「カジュアルな場」といった印象です。
オリエンテーションにはどの保護者も参加可能
一方で、別のインター校では、新年度初日に保護者・生徒両方を対象としたオリエンテーションがありました。新入生の保護者だけが参加するものではなく、どの保護者も参加可能です。
保護者・生徒がひとつのホールに集められ、最初に学校の運営方針や学校生活でのルールが細かく説明されます。その後、クラスごとに新入生の名前がスライドに表示され、名前を呼ばれた新入生はその場で手を挙げて応えていました。
その場、といっても、日本の入学式のように新入生用に席が決まっているわけではなく、生徒たちはクラスごとにホールの床に座っています。おしゃべりがすぎると先生たちに「シーッ」と注意されていましたが、非常にリラックスした雰囲気でした。
同じ「インター校」であっても、そのあり方は一様ではありません。
ただし共通しているのは、入学式という儀式が「制度」として義務づけられていない点です。
来賓あいさつもなければ、校歌斉唱も写真撮影もない。
子どもは制服、親も普段着に身を包み、まったくかしこまっていない入学スタイルは、日本の入学式に慣れていた自分にとって大きな驚きでした。
日本では学習指導要領において、入学式や卒業式は「儀式的行事」として特別活動に位置づけられています。
一方で、多くの海外カリキュラムでは、入学式や卒業式などの学校行事に関する国レベルでの明文化や教育的義務づけは一般的ではなく、しばしば学校ごとの裁量に委ねられているようです。


















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