「アホいうたらあかんよ」 中道・泉健太議員が問う「エプスタイン文書」から浮かび上がる日本政府の根深すぎる"2つの闇"

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日本銀行の総裁・副総裁・政策委員会審議委員や国家公安委員会委員など、国会で同意を得る人事(国会同意人事)なら、「公務員」の身分を得るので日本国籍が必要です。しかし、首相や官房長官の私的諮問機関では、国籍要件は必要との規定はありません。

例えば皇室典範に関する有識者会議ですが、国籍要件を満たさなくてもメンバーになることができるのです。これには私も驚きました。

これこそ本当に「アホいうたらあかんよ」

――国の根幹についての政策形成が、外国の影響を受けてしまいかねませんね。

もちろん観光政策など、外国籍の方の意見を取り入れることが必要な場合もあるでしょう。しかし、これから始まる安全保障関連3文書の有識者会議や、インテリジェンス機能強化のための有識者会議などでは、メンバーに国籍要件がないのです。

これは政府として、いい加減なこと極まりない。私はこうした重要な国益に関する会議には、国籍規定を設ける必要があると考えています。

泉健太
泉氏は政府がエプスタイン文書を調査・分析することを求めている(撮影:今井康一)

最近、私がSNSでよく言っているフレーズですが、これこそ本当に「アホいうたらあかんよ」ですよ。「エプスタイン文書」問題は欧米では大きな問題になっていて、関与した人物はセレブリティーであっても厳しい批判が向けられ、辞任に追い込まれています。日本も同じレベルのモラル意識を持たなくてはいけない。

まず政府が、エプスタイン文書を調査・分析することが必要です。そして人権DDを政府として採用し、さらには有識者会議に国籍規定を設けること。これこそが日本を守ること、国益を守ることにつながってくるのです。

国際社会の趨勢を敏感に察知し対応せねば、日本はチャンスを逃すことになります。われわれはこれからもしっかりと監視していきます。

安積 明子 ジャーナリスト

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あづみ あきこ / Akiko Azumi

兵庫県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。1994年国会議員政策担当秘書資格試験合格。参院議員の政策担当秘書として勤務の後、各媒体でコラムを執筆し、テレビ・ラジオで政治についても解説。取材の対象は自公から共産党まで幅広く、フリーランスにも開放されている金曜日午後の官房長官会見には必ず参加する。2016年に『野党共闘(泣)。』、2017年12月には『"小池"にはまって、さあ大変!「希望の党」の凋落と突然の代表辞任』(以上ワニブックスPLUS新書)を上梓。

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