「先端半導体のラピダスに期待はしているけれども…」チームみらい安野党首が考える"国策投資"を成功させるための要諦
ーー「しっかりとした投資」とはどのような?
安野:大前提として民間企業が取れるリスクは、民間に任せるべきです。一方で、政府が担わなければいけない投資もあります。インフラなどがそうですし、リスクが大きすぎて民間では手に負えないプロジェクトも多い。これらは政府が主導して投資すべき領域だと考えています。
ラピダスは絶妙なライン
ーー民間に取れない最大のリスクといえば、まずは防衛など安全保障ですね。
安野:はい、防衛は最大のものです。ほかにも民間主導でやることが難しいものはたくさんあります。歴史を見れば鉄道網の整備もそうですよね。鉄道は国の形を劇的に変え、非常に大きく経済を活性化させました。アスファルトの道路網や橋やトンネルも、国がリスクを取って整備したからこそ実現したものです。現在においてそうした投資対象は何なのか。どのくらい出資をするべきなのか。しっかり見極める必要があります。
ーー先端半導体の量産を目指すラピダスをどうみていますか。3兆円近くの政府出資を見込んでいます。
安野:ラピダスは絶妙なラインですね。失敗するリスクも当然ありますが、歩留まりが順調に向上すれば、十分な市場性と商機がある。もし成功すれば、日本の経済安全保障上、極めて重要なパーツになります。期待はしていますが、まだ冷静な判断が必要な段階かな、と思います。
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