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AIがさまざまな局面に入り込んでくる世の中、税理士をはじめとした「士業」も例外ではない(写真:Graphs/PIXTA)
「AIの税務知識、もう私より上かもしれません」——。そう語る税理士がいる。セブンセンス税理士法人でディレクターを務める大野修平氏だ。
ChatGPT登場時から業界の地殻変動を確信し、最前線でAI(人工知能)を使い続ける大野氏に、税理士業界のリアルと、それでも残る「人間の仕事」を聞いた。
AIを使いこなしている税理士は数%
――大野さんはChatGPT登場時から「業界が変わる」と確信していたそうですね。周りの反応はどうでしたか。
3年半ほど前、ChatGPT 3.5が出たころに「税理士の仕事は奪われる」と言ったら、「頭のおかしいやつがいる」というのが周囲の率直な反応でしたね。でも今は「そんなはずがない」と言う人はほとんどいなくなった。
税理士業界は、大学の研究などでもAIやRPA(パソコンで行っている事務作業を自動化できるソフトウェアロボット技術)によって「なくなる職業」と言われ続けてきたんです。でも、実際にはなくならなかった。
その繰り返しで、ちょっと鈍感になってしまったところがあると思います。「大学教授がなくなると言っても、そうならないよね」という感覚が、この業界の共通認識でした。
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