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水害を乗り越え、過疎の無人駅で売る弁当が《九州駅弁グランプリ5冠》!…素朴な田舎料理がなぜ人の心を動かすのか?

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竹皮の弁当箱に、駅舎の写真をプリントした紙を巻いて竹紐で結んである。中には箸とお品書き、お手拭きが入っている。弁当の値段は1800円 (写真:筆者撮影)
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弁当の蓋を開けると、地元産を中心に国産食材を使ったおかずがきれいに並べられている(写真:筆者撮影)

炊き込みごはんに、タケノコとシイタケの煮物、サツマイモのガネ、タケノコとシイタケのコロッケ、煮物、酢の物など、どれも丁寧に手作りされた素朴な郷土料理だ。決して華美な色づかいではないが、ちりばめられたキヌサヤの緑やガネの断面の色合いに、ぱっと気持ちが明るくなる。

地元生産の香り高いシイタケを味わう

地元生産者・松下実雄さんが原木栽培したシイタケが、このお弁当の印象を形作る。香りがよく肉厚なシイタケで作った煮物は、かみしめるほどに味わい深い。実直に作られたことが想像できる味わいは、この駅弁そのものを象徴しているようだ。炊き込みご飯の味付けは薄めにしてあり、しっかり濃い味の煮物とご飯のバランスが絶妙だ。

シイタケの存在感が大きい(写真:筆者撮影)
ごはんは冷めてもおいしい「ヒノヒカリ」を使用。米は地元の生産者から籾の状態で50俵仕入れている(写真:筆者撮影)

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【「地域名物」として無人駅に人を呼び込む駅弁】

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