まちの雰囲気に変化、きっかけは“廃墟”
石川県金沢市・JR金沢駅近くのバス停から1時間に1本ほどのバスで30分弱。日本海に面してかつて北前船で栄えた「金石(かないわ)」というまちがある。
金沢市は市内9カ所の歴史を感じるちょっといいまちなみを「こまちなみ」と名付け、保存、育成を図っているが、金石はその「こまちなみ保存地区」のひとつ。エリア内には町家、旧回船問屋の堂々とした建物などが残されており、建物好きなら散策が楽しい場所だ。
だが、漁師町でもあり、荒っぽい土地柄というイメージを持たれるのか、金沢市内では長らく積極的には選ばれにくい地区とされてきた。地元の人達もその視線を意識してか、地域に自信を持てず、やや卑下するような雰囲気があったという。
だが、この4年半ほどで空気が変わってきた。きっかけは1軒の廃墟だった。




















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