イスラエルによる中東戦争にアメリカが参戦したことによって、21世紀は「戦争の世紀」となってしまった

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イランの報復攻撃を受けたイスラエルのテルアビブ市内。この戦争は結局「イスラエルの戦争」ではないのか(写真:ブルームバーグ)

日本は、平和ボケであるだけでなく、ほとんどのことに関して無知である。

目前の例で言えば、イスラエルとアメリカがイランへ戦争を開始したことに関して、重要性の認識が極めて薄いだけでなく、180度間違った理解をしている。多くの有識者のコメントもほぼ的外れである。

イスラエルの「長年の野望を完結させるための戦争」

まず、これはイスラエルの戦争であり、イスラエルの長年の野望を完結するための戦争である。アメリカは脇役に(大変強力だが)すぎない。イスラエルの言いなりになっているドナルド・トランプ大統領が、イスラエルを、武器・カネ・情報について全面的に支援し、直接参戦までもした、これが単純な事実である。

イランの核開発疑惑、交渉、これは単なる口実にすぎない。イランの核開発は、その進捗度合いを含めて未知数であり、少なくとも今何か動きがあったわけではまったくない。むしろ昨年6月のイスラエル攻撃で、後退している可能性が高い。

アメリカが「イランのために体制転換を支援している」というのは、真っ赤な嘘である。これは、ベネズエラ作戦が成功し、ベネズエラ市民の半数以上および中南米一般に歓迎する声があることで、気をよくしたトランプ大統領が、ナイーブに、イラン攻撃も、場合によっては、アリ・ハメネイ師が、圧政により支持率が低いから、同じようなことも可能かも、という妄想で、イスラエルおよびそのほかの勢力にそそのかされて、「やっちまった」にすぎない。

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