「普通わかるでしょ」「先に言ってよ」が行き交う職場が致命的な訳――成長できない組織がやっているNG習慣とは
とはいえ、うまくいかなくて「お通夜」のような状態に陥る組織も、これまたうまくない。無力感や自己否定の気持ちが増幅され、皆惨めな気持ちに。組織や仕事に対するエンゲージメント(帰属意識)も下がります。
うまくいかなかったとしても、いい点、次の成功に向けて学ぶことのできる点などはあるはずです。
これらはいずれも「学ばない」組織であるといえます。学ばない組織は、組織そのものはもちろん、そこに関わる一人ひとり、すなわち個人も健全に成長しません。それどころか、健全に成長したい人を遠ざけます。
いいところは認め合う。反省すべき点は真摯に反省する。体験からの学び(ナレッジ)をフロー情報にせず、未来の成功のためのストック情報に変えていく。
そうして、業務改善や組織開発につなげる。そのサイクルこそが、組織も人も健全に成長させます。そして、そのサイクルの要となるのが、「振り返り」の習慣なのです。
必要な人材の育て方
以上、組織でズレを生みやすい行動習慣をみてきました。ここで、他者とものごとを進めるとき、私たちが忘れてはならない前提を3つお伝えします。
・まったく同じ環境は2つとない
・他者とものごとを進めるには、「共通言語」「共通の枠組み」が必要
どれも、言われてみれば、「あたりまえ」「何を今さら」です。しかし、その「あたりまえ」を私たちはつい忘れ、おろそかにしてしまうのです。
仕事は、「任せる」と「任される」の連鎖で成り立っています。管理職や上位役職者であっても、社外との関係では任される立場になることがあるように、いつでも、誰もが、どちらの立場にもなりうる。
それにもかかわらず、「任せる」スキルを学ぶことはあっても、「任される」スキルを体系的に学ぶ機会はほとんどありません。
仕事の受け方の基本を身につけることは、依頼する立場になった際の指示の精度も高め、組織全体の生産性を上げます。
仕事の受け方について、組織として共通の枠組を用意し身につけることは、個人の努力だけでなく、組織の育成や評価の土台として欠かせないテーマであるといえるのです。
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