「普通わかるでしょ」「先に言ってよ」が行き交う職場が致命的な訳――成長できない組織がやっているNG習慣とは
よほど丁寧に伝える気遣いができる人は別ですが、多くの場合、一度の伝達では情報の「抜け漏れ」が生じます。
ある調査によると、ある人から別の人に情報を伝達するとき、本来の内容の30%も伝わらないそうです。極論すれば、いかなる情報も相手には正確に伝わらず、「抜け漏れ」が生じる。その前提で、私たちはコミュニケーションを設計していく必要があるのです。
せめて依頼内容、指示内容、伝達内容に、どちらかが「おや?」と思ってさえいれば、さらには「おや?」と思ったタイミングで確認をしていれば、「抜け漏れ」や「ズレ」の違いは早期に発見され、早期に修正できたはず。しかし、それをやらない。なぜか?
確認し合わない背景には、仕事を依頼する側と受ける側、双方またはいずれか一方が、次のような状態であることが考えられるのです。
・楽天的(きっと大丈夫だろう)
・過去の自分の成功体験を過信
・お互い多忙
・相手への気遣い(忙しいから申し訳ない)
・プライドが高い(質問したら恥ずかしい)
……なかなか根深いですね。
「違和感のフラグ」が立たない理由
ズレが生じる行動習慣が起こるのは、「未知に向き合わない、気づかない」からです。
仕事を任せる側、受ける側、どちらかが「おや?」と思い確認をすれば防げるのに、そうしない。その背景のひとつには「おや?」と思えない、すなわち頭や心に「違和感のフラグ(旗)」が立たない状況が存在します。
その、「おや?」の気づきを阻む、特に大きな3つの背景が以下です。
・過去の自分の成功体験を過信
・お互い多忙
「今回の仕事も、今まで同様のやり方でクリアできるだろう」――そう思い込み、その仕事のテーマや内容が未知であること、あるいは未知の部分が潜んでいることに気づかない。
または、メンバーのいずれかが、その仕事やテーマに対して多少の未知性やリスクに気づいていても、いちいち指摘しない。なぜなら、お互い忙しいから。
これまで、気合と根性でなんとか難局を乗り切ってきた人たちほど、未知の仕事であっても、今まで同様のやり方で乗り越えようとします。その結果、その仕事が既知か未知かを考える感覚が育たず、身につかないのです。





















無料会員登録はこちら
ログインはこちら