「僕はもう邪道中の邪道」「番組が低視聴率で思い知った」…過去の失敗も赤裸々に語る、《古舘伊知郎》71歳の現在地
キャリアは「完全に行き当たりばったりだった」
「そもそもサブカルが好きですし。22歳でテレビ朝日のアナウンサーになったときも、プロレスの実況がメインで始まりましたが、やっぱりしゃべりが邪道ですよ。王道から外れたしゃべりでずーっと来てますから。今でもそうです。僕はもう邪道中の邪道。邪道のど真ん中。それが自負です」
そう語る古舘氏のキャリアも、綿密な計画に基づいたものではなく「完全に行き当たりばったりだった」という。
「もちろん事務所は考えてくれていたと思いますが、自分としては行き当たりばったり。本当に来るものは拒まずで、オファーをいただいたらやりたいという感じでした。紅白歌合戦の司会だって、来たら大喜びでやったし。報道ステーションのときもそう。
考えてみたら、しゃべり手として、クイズ番組やスポーツ実況、歌番組とかのトークバラエティや、トーキングブルースなどをやらせてもらってきた中で、報道の分野だけはやったことがなかった。だから自分から望んだわけじゃなくて、そういう話が来てから、だんだんその気になっていった」
そのときの心境を、自身が大好きな曲だという竹原ピストルの「オールドルーキー」という曲の歌詞になぞらえてみせる。
「その歌詞に、積み上げてきたもので勝負しても勝てねえよ。積み上げてきたものと勝負しなきゃ勝てねえよ、というのがあるんですけど、それは本当にそうだなと思って。だから『報道ステーション』のときにすべて捨てようと思ったんです。今まで饒舌に“邪道しゃべり”でウケてきたという自負があるんで、それを一度ゼロにして。生まれ変わるぐらいじゃなきゃいけないんだ、という風に自分を奮い立たせました」





















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