製造業系YouTuber「ものづくり太郎」が斬る!米中で猛スピードで進行するロボットとAIの融合=フィジカルAIの最前線を徹底解説

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――「ロボット基盤モデル」とは何ですか?ロボットの中にChatGPTが入るみたいな話ですか。中国やアメリカはどこで競っているのでしょう。

山田太郎氏(自民党参議院議員): フィジカルAIは「身体」と「脳」で分けるとわかりやすい。さらに脳は「小脳」と「大脳」に分かれる。小脳は歩く、つかむなどの運動制御。ここ数年で劇的に進化し、転ばずに歩いたりバク宙したりできるようになった。で、問題は大脳。「この状況で何をするか」を判断し、タスクを組み立てる部分。競争の本丸はここにある。

和嶋氏: この「大脳」にあたるのが、アメリカのGoogle DeepMindやPhysical Intelligence(フィジカル・インテリジェンス)、中国勢が開発しているロボット基盤モデルだ。

米中で進むロボットとAIの融合

――テキストのLLM(大規模言語モデル)と同じように、ロボット基盤モデルの学習には大量のデータが必須です。豊富なデータが生まれる製造現場を多く持つ日本はフィジカルAI分野では有利、という論もあります。

和嶋氏: 日本にデータはあるが、言ってみれば「データの卵」でAIが食べられる形に調理されていない。そもそもデータの収集にも莫大なコストがかかるうえ、日本にはデータを有効活用できるプレーヤーがいない。

欲しがるのは、ロボットの基盤モデルを作っている企業、つまりGoogleやエヌビディア、あるいはAIとハードウェアを垂直統合で手がける中国メーカーだ。日本には(AIロボット協会を除けば)基盤モデルのプレーヤーがいないから、データを集めても使いこなせない。

ヒューマノイド界で唯一マネタイズできていると言っていい分野はどこか? なぜ日本から斬新なロボット企業が育たないのか? その詳細は〈座談会・前編〉ものづくり太郎たちが斬る「フィジカルAI」最前線━━エヌビディアの支配と中国の猛追で、ロボット業界が立たされる岐路をご覧ください。
山下 美沙 東洋経済 記者

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やました みさ / Misa Yamashita

精密・ロボット業界を担当。山梨県出身。神戸大学経済学部卒業。最近は都内の立ち食いそば店を開拓中。

連絡先:misa-yamashita[at]toyokeizai.co.jp

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