「オチャハラ」「不整脈ダイヤ」、値上げするなら「何とかして!」JR東日本の列車接続問題、輸送サービス「高度化」の具体的提案はこれだ

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JR御茶ノ水駅では同じホームに総武線各駅停車と中央線快速が乗り入れるが、「乗り換えようとしたが乗れない」という現象が起き「オチャハラ」と呼ばれることもある(写真:編集部)
3月14日、JR東日本は民営化以来初となる本格的な運賃改定に踏み切る。運賃改定の目的は安全やサービスの維持向上、老朽化した車両・設備の更新などに要する資金の安定的な確保にある。同社は、昨今注視される安全・安定運行の問題に加えて、輸送サービスの向上面でも多くの課題を抱える。
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3月14日、JR東日本の運賃改定(値上げ)が実施される。JR東日本は値上げの理由として「厳しい経営環境」を挙げる。同社のリリースでは、その具体例として「エネルギー価格や物価の高騰による経費の増加、沿線人口の更なる減少や人材の流動性が高まる中での人材確保・定着に向けた待遇改善」などが記述されている。

この説明を受け利用者の中には、値上げに対して「理解したが、現在のサービス水準からすると、いまいち納得がいかない」という方もいるのではないだろうか。「納得」できる輸送サービスとは何か。その判断基準となる、いくつかの「物差」を提示したい。

「乗り換えようとしたが乗れない」現象

輸送サービスで改善が必要な点として、まず路線間における列車接続の問題を指摘したい。同一ホーム乗換駅で頻発する「乗り換えようとしたが、ドアが開くと同時に乗りたい電車のドアが閉まる」現象のことだ。JR東日本では新宿(東京)、御茶ノ水(東京)、尻手(神奈川)などの駅で見られる。

有名なものとして、SNSなどで話題になったこともある「御茶ノ水ハラスメント(オチャハラ)」がある。JR御茶ノ水駅では、同じホームに総武線各駅停車と中央線快速が乗り入れるが、接続待ちは基本的には行われていないため、「乗り換えようとしたが乗れない」現象が生じることがある。

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