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20人が5時間半も閉じ込められた!東京スカイツリーで発生した東芝製エレベーターの事故は、なぜ起きたのか?

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ところが、スカイツリーは5階から上は340~350メートルの展望デッキまで何もない。そこで緊急停止したら、点検する人が使うようなはしごなどを使って避難することしかできない。一般の人には危険だ。

そうした問題を東芝エレベータがよく考えていて、乗り物の側面に緊急避難の脱出経路を作り、いざというときは隣の動いているエレベーターを横付けして、そこへ避難させ、そのエレベーターで安全に降ろす方法を開発段階で検討し、実装していた。

ーーなるほど、むしろ安全設計が機能したと言えるわけですね。とはいえ、実際に実行するのに5〜6時間要したのはなぜでしょうか。

今回は悪い条件が重なった。隣に避難させるアイデアはよかったが、原因は不明だが2基が同じタイミングで止まってしまった。本来なら4基が別々に動いていて、駆動装置を含めたシステムも基本的に独立しているはずだ。

止まったうち1基は、展望デッキ付近で人も乗っていなかったが、それを止まったもう1基の横に動かして、閉じ込められている人を避難させようとしても、動かすには安全確認が必要になる。

列車でも緊急停止して安全確認ができるまで止める。原因がわからないと長時間の停止になることがある。電源系の故障などだと特に長い。エレベーターも緊急停止した場合、列車と同じように安全点検が必要だ。

今回、こういう事態もありうるとわかったので、それでもなおどうするか、という点をさらに考えなければいけない。

インタビューの全文【20人が5時間半】東京スカイツリー・東芝製エレベーターで閉じ込め事故、「安全のために止まりすぎる」矛盾はこちらをご覧ください。

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