「"SaaSの死"は序章?」「"勝ち組プラットフォーマー"も危ない?」世界を揺るがす「AIディスラプション」は「地方創生」には大チャンスだ

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壁を壊すスーツ姿のビジネスマン
「AIディスラプション」は厄介な現象ではありますが、同時に「創造的破壊」として新たな産業や選択肢を生み出す契機にもなります(写真:Caracri/PIXTA)
ローランド・ベルガー、KPMG FASなどでパートナーを務め、経営コンサルタントとして「40年の実績」を有し、「企業のDX支援」を多く手がけている大野隆司氏。
この連載では大野氏が自身の経験や大手・中小企業の現状を交えながらDXの効果が出ない理由、陥りやすい失敗、DXの将来性について語る。
今回は「世界を揺るがす『AIディスラプション』」について解説する。

AIに揺さぶられる業界

前回の記事では「SaaSの死」と呼ばれる問題について私見を述べました。

ただし、この議論はSaaSベンダーを含むソフトウェア業界の話にとどまるのでしょうか。どうやら、そう単純な話ではなさそうです。

AIの能力向上は、すでに多くの業界に影響を及ぼし始めています。

金融決済業界、法律や会計などのプロフェッショナルサービス業界、オンライン教育、いわゆるEdTechなどでは、「現行のサービスそのものがAIで代替されるのではないか」という懸念が市場から向けられています。

企業におけるAIエージェント導入による業務代替は、経理や人事などの業務を企業から受託するBPO業界にも影響を及ぼしています。また、リストラの進展はオフィス床面積の需要低下を通じて商業不動産業界にも影響を与えています。

市場(投資家)の見立てがすべて正しいとは限りませんが、多くの業界が「AIディスラプション(AI-driven disruption)」にさらされているという印象は強まっています。

そして、この10余年間、成長期待のもとで潤沢な資金が流れ込んできた「プラットフォーマー(プラットフォーム・ビジネス)」も、その例外ではないかもしれません。

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