現実味をもって語られ始めた「SaaSの死」
昨年末あたりから、IT業界や投資家の間で「SaaSの死」という言葉が急速に現実味をもって語られるようになりました。
発端は、マイクロソフトのサティア・ナデラCEOによる発言(2024年末)だったと記憶していますが、2025年に入り「AIエージェント」という言葉が定着したことで、その空気感は一気に広がりました。
特に決定的だったのは、2026年1月以降のSaaS大手ベンダーを中心とした株価の軟調と、2月第1週の株価急落です。
背景には、米Anthropic(アンソロピック)社がリリースしたAIエージェント「Claude Cowork」に、法務・財務・マーケティング・営業などの専門業務を自動化する「プラグイン」が追加されたことのインパクトがあったとされています。これが「これまでSaaSが提供してきたシステム機能をAIが代替する」という具体的なイメージとして市場に受け止められた、というわけです。
しかし、「SaaSの死」は本当に現実的なものでしょうか。「AI業界やそこへ傾注している投資家のポジショントークではないのか」という疑問の声もあります。
そこで今回は、この「SaaSの死」について整理してみたいと思います。




















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