なぜ、SaaSは単なる逆風ではなく「死」とまで呼ばれるのでしょうか。
SaaS企業の収益モデルは、基本的に「売り上げ=一人当たりの利用料×利用者数」という構造に基づいています(利用者数のことを業界では「座席数」と呼ぶことも多く、本記事でも「座席数」という言葉を使います)。
アメリカではホワイトカラーの大規模なリストラが相次いでいますが(その背景にはAIによる業務代替もあります)、これはまずもって利用者数、つまり座席数の直接的な減少につながります。
さらに懸念されているのが、ユーザー企業がAIを用いてSaaSと同等の機能を「内製化」し、置き換えてしまうのではないかという点です。
SaaSがどんどん代替されていく実態
AIによるプログラム生成能力は急速に進化しています。最近では、普段使う言語で「何を作るか」を指示するだけでAIがプログラムを作り出すことができ、その完成度も日々向上しています。
その結果、ユーザー企業にとって内製化のハードルは確実に下がっています。技術的に見れば、内製化によるSaaS代替は「やろうと思えば可能」な領域に入りつつある、と言えるでしょう。
では、SaaSは具体的にどのようなプロセスで駆逐されていくのでしょうか。
普及率の高い「経費精算SaaS」を例に考えてみましょう。




















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