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「CMでおなじみのSaaSほど死ぬ…?」「SaaSの死」がここまで騒がれる"本当の理由"

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  • 大野 隆司 経営コンサルタント、ジャパン・マネジメント・コンサルタンシー・グループ合同会社代表

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「CMでもおなじみのSaaSにも死が迫る理由」について解説する(画像:metamorworks/PIXTA)
ローランド・ベルガー、KPMG FASなどでパートナーを務め、経営コンサルタントとして「40年の実績」を有し、「企業のDX支援」を多く手がけている大野隆司氏。
この連載では大野氏が自身の経験や大手・中小企業の現状を交えながらDXの効果が出ない理由、陥りやすい失敗、DXの将来性について語る。
今回は「CMでもおなじみのSaaSにも死が迫る理由」について解説する。

SaaSの価値が揺らぎ始めた理由

「最近、CMでよく見かけるSaaSが危ないんじゃない?」

先日、コンサル仲間の友人たちとの会話で、話題が「SaaSの死」に移った際、こんなフレーズが出てきました。

SaaSというビジネスモデルの前提がAIによって崩れ始めているこの現象については、こちらの記事で述べましたが、じつはこれは「SaaSの死」が話題になるよりも前から、筆者のまわりではよく言われていた話です。

「〇〇業務用も、〇〇業務用も、競合は多いからね」
「実際のところ、UIを除けば、提供しているサービスや機能に、さほど差はないよね」
「必然的に価格競争がかなり厳しくなっていく世界だからね」


 コンサル仲間で交わしていた雑談ですが、これはあながち的外れとも言い切れません。

というのもSaaSベンダー各社がこれまで「独自の売り」として誇ってきた機能が、今やAIを活用することで代替(内製化)できてしまうようになってきているからです。

これまでは、一度導入して業務に組み込まれれば、別のSaaSへのリプレイス(置き換え)は面倒で手間がかかる、つまりスイッチングコストが高いことがSaaSビジネスの最大の防御壁でした。

しかし今、この「防御壁」が消えようとしているのです。

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【コモディティ化による価格競争の渦】

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