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義父母と4人、ゼロからのスタート
マドリード・バラハス空港でカニサレスと再会した真理子さん。その足で向かったのは、彼の実家だった。
「そのとき彼は一人暮らしではなく、ご両親と一緒に住んでいたんです。だから最初は4人での生活でした」
23歳、大学を卒業したばかりで社会人経験もない。スペイン語もまだおぼつかない状態で、異国での新婚生活が始まった。
情熱的な音楽を奏でる一方、日常では寡黙なカニサレス。読書家で音楽以外にも文学や哲学、科学などさまざまなジャンルの本を読み、日々努力している姿を見て、音楽だけではなく人間としても尊敬できると思った。
「すべてがご褒美なんです。服が脱ぎっぱなしでも、腹が立つことはありません。むしろ『彼が脱いだ服なんだ』と思うと、うれしくなる。それは28年経った今も変わりません」
とはいえ、これまでの結婚生活は波瀾万丈だった。
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【独立した夫…でも、現実は厳しかった】
